尊敬する人

私には、尊敬する人というものがありません。わたしのように尊敬する人をもたない人もいます。しかし、父や母、そして歴史上の人物などを尊敬し、あの人のようになりたいとお手本がわりに考えている人もたくさんいます。あるテレビ番組で、尊敬する人物を持つのならば、実際には合うことのできない歴史上の人物などを尊敬したほうがいいと話していました。なぜ、そのほうがいいのかという理由も合わせて話をされていたのですが、そこまで覚えていません。しかし、最近思いついたことがあります。私の父は、自分の父親を尊敬していました。ですので、乗り越えるために近づくために認めてもらうために、祖父が生きているあいだはとても覇気のある人生を過ごしていたと思います。しかし、祖父が亡くなってからはなんだか覇気が失われてしまったようでした。それは、祖父が亡くなり数年した頃、父がそのように話していました。目標とする相手がいなくなってしまうと、なんだか気が抜けてしまうのだそうです。また、もしも目標とする相手を追い越してしまった場合もきっと同じような感覚に陥るのではないかと思いました。ですから、尊敬、目標とする人は手の届かない会うことのない追い抜かすことのない、歴史上の偉人がピッタリなのだと自分なりに解釈したのです。私の友人は看護師です。彼女の尊敬する人はと聞くと、ナイチンゲールだと言います。彼女のように歴史上の偉人を尊敬することで彼女が何かを成し遂げることがあっても、その後もモチベーションを落とすことなく歩んでいけるのだと思います。